2024年12月13日から公開している、映画「はたらく細胞」。
永野芽郁さんや佐藤健さんも出演しており気になっている人は多いですよね。
そこで今回は「映画・はたらく細胞の考察」をまとめていきますよ。
スピーディーで迫力があり、更に勉強にもなるという映画は他にはありません。
じっくりと読んでいってくださいね!
映画はたらく細胞の考察まとめ
もともと映画「はたらく細胞」は清水茜さんの漫画が原作。
アニメ化もされるほどの人気漫画ですよね。
今回の考察は以下の3ポイントに注目してみました。
①細胞を擬人化している
②戦争映画の要素あり!
③体内環境は人生と同じ?
それではさっそくみていきましょう!
①細胞を擬人化している
なんといっても「はたらく細胞」のポイントは細胞の擬人化というところ。
そのため…
・科学がわかりやすいエンタメになる
・専門用語も理解しやすい
・細胞の働きと性格がつながっている
というメリットがあります。
教科書では覚えられないような…
・マクロファージ
・ヘルパーT細胞
なんかもスラスラと頭に入ってしまいますよね。
更に細胞の働きと性格がリンクしているところも特徴。
例えば…
【白血球】
擬人化での性格→面倒見が良い
細胞の働き→体内に侵入した細菌を片付ける
などつながりが見えますよね。
こうした擬人化という手法が科学に疎い人でも子供でも、映画の世界観にスッとはいっていけるという点につながっていると感じました。
②戦争映画の要素あり!
映画の後半では、体内に入ってきたウィルスと体をまもる細胞たちの戦いが激しさを増してきます。
しかし、このウィルスたちは単なる悪者ではなく「やむを得ず敵となった」存在として描かれているところがポイントです。
自分の生活が作り上げた敵であったり、「何かを守ろうとして変異したウィルス」であったり、その背景はさまざま。
この構成が近年の「戦争映画」のようだなと感じました。
一昔前の戦争映画といえば、善と悪がはっきりしていましたが、近年は「悪役の背景」を大切にする映画が多くみられます。
今回のはたらく細胞も同様で、「悪とされるものの背景」を考えさせる内容となっています。
また激しさを増す戦いの中で、細胞たちが一丸となって戦う姿は「人間の体がどれだけすぐれているか」と感心させられる内容にもなっていますよ。
③体内環境は人生と同じ?
今回の映画はたらく細胞の舞台である体内環境は2つあります。
父親:不摂生で体内は荒廃している
娘:健康的で天国のような描かれ方
どう考えても父親の体が先にむしばまれていく…と思われますが、
娘の体にも異常がおこります。
このことから…
完璧な環境にも危機が訪れる可能性がある
という人生におこりえることを暗示しているように感じましたよ。
健康であるはず・健康でいてほしい娘の不調は「日常」のありがたみと親子の温かさを感じさせてくれます。
心温まるエンディングに涙が出てしまいますよ!
映画はたらく細胞の感想は?
映画「はたらく細胞」は当たり前なことにエンターテイメント性を持たせた大作です。
前半:ユーモアとスピーディーな展開で知識を学ぶ
後半:シリアスで迫力のある怒涛の展開
このように二面性のある映画なので、見ている時間は本当にあっという間です。
特に白血球や赤血球が諦めずに役割を果たそうとする姿は自分の体のありがたみや、更には命の大切さを感じられます。
自分の体の中のことなので、感情がかなり入ってしまいましたよ!
また映像のクオリティも高く、細胞や体内環境は非常に精巧に描かれているためスクリーンでみると迫力がかなり感じられます!
親子のつながりでホッと心温まるシーンもあり、涙をぬぐう人も多い素晴らしい映画でした。
まとめ
映画「はたらく細胞」は…
・エンターテイメント性
・教育性
が、ふんだんに盛り込まれた作品でした。
またわかりやすく展開も面白いので子供から大人まで楽しめる映画だと思います。
自分の健康や家族の健康について考え直すきっかけにもなるのではないでしょうか。
ぜひ劇場で楽しんできていただきたいと思います!